センバツ高校野球が始まりました。
応援している広島代表の広陵は、立命館宇治に僅差の勝利。(ハラハラする試合でした・・・)
切れのあるストレートが持ち味の広陵・有原投手、するどいカーブが持ち味の立命館宇治・川部投手。注目のカードは投手戦が予想されましたが、両投手ともに持ち味を出しつつも、いまいち調子に乗りきれず、予想に反して打撃戦となりました。
攻撃に関しては、両チームともシュアなバッティングで安打を量産し、また次の塁を狙った好走塁もありで、試合としてはとても見ごたえがありました。
結局、徐々にストレートのキレを取り戻した有原投手が立命館宇治打線を抑え、最後は2盗を刺してあっけなくタッチアウト。劇的な幕切れでしたが、球児たちのはつらつとしたプレーには、ひじょうに感動させられました。。。
そんな白熱した試合が繰り広げられている中、気になったのが、開星高校の監督の発言。
向陽高校に負けた試合後のインタビューの際に「21世紀枠に負けて末代までの恥」、「死にたい」など、と公の場で暴言を吐いてしまいました。
いくら格下に負けたショックが大きく、精神的におかしかったいとはいえ、この発言には中国地区を勝ち抜いた代表高校の監督としての自覚が足りなかったとしか思いません。開星高校が甲子園出場するまでには、学校関係者や応援してくれた地元の人など、多くの人が関わり、出場したくてもできなかった高校の思いも背負っているはず。
相手の向陽高校に対しても悪気がなかったとはいえ、あってはならない発言。45年ぶりに甲子園出場の夢を果たした向陽高校も受けたショックは多きいはず。
結局、すぐに謝罪しましたが、なんとも高校野球らしくない後味の悪い試合となりました・・・。(今回の件は高野連がどう受け止めるのかね・・・)
これを機に21世紀枠について調べてみましたが、21世紀枠とは部員不足や練習環境が整ってないとか、地理的に不利だとか、他校にないようはハンデを乗り越え、それでも秋季大会でベスト16以上に残ることが基本的な選考基準。
決して弱いチームであるはずはない。逆にハンデを乗り越えて成績を残している訳だから、名門校のように練習環境が整った学校の生徒にはないような、精神的な強さもあると思う。
私が偉そうに言える立場ではないが、今回気付いたのは、背負っているものが大きい人の発言にはそれだけ大きな影響力があるということですね。あと、若い高校生には多くの可能性がありますね。
これまで21世紀枠で出場した高校も意外と好成績を残してきてます。(ベスト4になった高校もある)
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