最近、岡野雅行氏の本を買った。
この人の本は以前、別のものを読んだことがあるが、実におもしろかったので、ついつい買ってしまった。
自分の悪い癖(良いか?)だが、打ち合わせ先で時間が空いたりすると、よく本屋に立ち寄る。
そしてついつい読みふけってしまい、衝動買いをしてしまう(笑)
もちろん、ビジネスや自己啓発ものなど、仕事に関連するものがほとんどである。
今回買った「金は後からついてくる!」はそのままタイトルに魅かれて買いました。
著者の岡野氏は金属加工会社、岡野工業?の社長をされている。(野人ではない!)
この会社は多くの取引先を持ちつつ、僅か従業員5人で、パートや契約社員などは使わずにまわしているのだからすごい。
リチウムイオン電池ケースや痛くない注射針などを聞いたことがおると思いますが、それを開発した会社です。
すぐに読み切ってしまうくらい読みやすかったし、ヒントも沢山あった。
自分はよく、本に直接メモをするが、この本には赤いペンの落書き(メモ)がたくさん付いている。
印象に残った文章をほんの少しだけ紹介しよう。
●情報は交換するためにある。「人に教えたくない」なんてケチじゃあ、逆に情報が入ってこなくなる。
●仕事をもらってたって、金を受け取るまでは対等だってくらいの気概はもってほしい。
●雇われ根性は持たないほうがいい。その根性に囚われると理不尽に耐えるのが習い癖になってしまう。
●他はともかく、これだけは一流ってもの、名人の域だって言われるものを持ったほうがいい。
などなど・・・内容は豪快である。
最後に。。。
バブル期に他社は稼ぐことに集中していたそうだが、岡野社長はそんな時こそ技術の開発に力を入れていたらしい。結果、バブルがはじけて他社が工場を閉鎖していく中、岡野工業は全く影響を受けなかったそうだ。
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