先日、「中小企業家同友会、青年経営者全国交流会」へ行ってきました。
第38回を数える今年はなんと山形県で開催された。
会場に到着すると早速分科会の受付をしました。
私が参加したのは第5分科会で、テーマは「次代の新しい仕事の種をどう創るか」で、パネリスト3名、コーディネーター1名で行われた。
この分科会は新潟県担当の分科会で、参加者はみな私と同年代の30代である。
1社目の方は彫刻業という伝統ある技術を学び、独立してからの話をされた。
伝統はあるが、それだけではやっていくのが厳しく、カッティングシートの製作販売もやられている方で、そこまでいきつく紆余曲折なことや、ひょんなきっかけから始めた事などを詳しく話をしていただきました。
引き続き集塵機やダクトの製作会社、印刷会社など、報告された。
3社ともお客さんの「困った」からヒントを得て、それを自社の業務に付加価値として付けて商品化されている。
報告後、グループ討論を行い、それぞれ深めあった後、テーブルごとの発表を行います。
広島から参加していた愛建、廣田氏発表者に。
緊張しているか・・・
そして発表。 緊張はしてなさそうです(笑)
そして懇親会。
やはり全国規模の会。華やかに飾り付けてあります。
懇親会後に1枚「パシャ」証拠写真である(笑)
全員そろって10名、広島から参加しました。
なぜか一人赤いシャツです・・・
二日目・・・
今日は記念式典と基調講演があります。
同友会の錚々たる方々も参加されています。
まずは中同協(中小企業家同友会全国協議会)、鋤柄会長挨拶です。
そして吉村県知事。
市川山形市長も参加されていました。
そして基調講演は佐藤繊維の佐藤正樹氏
テーマは「世界が認める糸職人集団のブランド戦略」 ?山形から生まれたオリジナリティが、世界の常識を変えた?
もともと別の仕事をしていたところ、ひょんなところから伝統ある家業の繊維会社を引き継ぐことになり、修行されていました。
たまたま見かけたイタリア製の糸を見て感動。
これがうちでもできないか?
職人と話し合ったが、うちの技術ではできそうにない。
途方に暮れていると実際イタリアでその工場を見学できるチャンスが。
行ってみて愕然。その工場独自に製糸機を改良して作っていた糸であった。
その糸は世界的なブランドの洋服のもとになっているようだ。
職人は言っていました「オレたちが世界のファッションの元をつくっている」と…
そこから佐藤さんは研究を重ねられ、オリジナルのニット(つくりもしっかりしている)をあみだされた。
しかし、売れない。
展示会に出そうと連絡するがどこも受け入れていくれない。
結局、週末に奥さんと二人で別々のトラックに乗り、売りに出ておられたそうだ。
そして、次のチャンスが。
アメリカの会社が興味を示してくれた。
早速ニューヨークに渡り、そこでの展示会に参加したところ、大人気に。
ブランド名は「M.&KYOKO」、佐藤正樹さんのMに奥さんの名前を付けられたそうだ。
後に日本からも人気が出てきているようです。
最後に「ここまで進化できたのは生きるか死ぬかの状況を経験できたから…」と佐藤社長。
会社を二日開けての青全交参加であったが、このタイミングで参加できてかなり有意義であった。
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