広島近辺でよくみられる害虫
広島近辺でよくみられる、植物の害虫について説明します。
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アブラムシ

(アリマキ)
被害を受け
やすい植物
室内の植物から、ほとんどすべての植物に被害が出ます。イチョウ、スギ、シダのトクサにはほとんど発生しません。
発生時期 4~6月と10月に多く発生します。室内など、年間を通して注意が必要です。
症 状 葉、茎、幹などに口針を指して、植物の栄養を横取りするので異常発生すると、株全体が弱ったり、枯れてきたりします。1000種類以上いると言われるアブラムシの中には地下の根に寄生するもの、葉や新芽を縮れさせるもの、葉に虫こぶを作るものもいます。非常に厄介な昆虫です。
対 策 油断しているとすぐに大繁殖してしまい、手に負えなくなります。早急に低毒性殺虫剤ノオルトラン、スミチオンなどを散布して駆除してください。目の細かいネットをかけたり、株元に光を反射するポリエチレンフィルムやアルミ箔などを敷いておくのも寄生防止効果があります。

アメリカシロヒトリ

被害を受け
やすい植物
都心部にあるほとんどの樹木類に発生します。
発生時期 普通は年2回。第一期幼虫(毛虫)5~6月、成虫(ガ)が8月頃。。第二期は、8~9月が幼虫、さなぎで越冬して5~6月に羽化します。
症 状 枝先に糸を張ってつくった巣から毛虫がはい出して来ては集団で葉を食い荒らすためたちまち葉の無い状態になります。樹木に葉が無くなると、その木の下に生えている草の葉まで手当たり次第食べてしまいます。成虫になるとあちこちに飛散して、葉に卵を産み付けます。
対 策 羽が生え飛び回るようになってからの駆除作業より、集団で生活している間に駆除しましょう。幼虫が小さいうちなら殺虫剤のMEP剤やアセフェート剤などで簡単に駆除できます。群生しているところに害虫専用のスプレーを直接吹きかけるだけでも効果があります。巣のある枝を切って焼却処分するのも良い方法です。

イラガ

被害を受け
やすい植物
樹木ではほとんどの種類に被害が見られますが、草類には発生しません。
発生時期 春と秋の年2回発生するものと、春だけのものもいます。
症 状 雑食性の害虫で、幼虫が手当たり次第に葉を食い荒らします。幼虫には毒針があり、直接触れると、飛び上がるほど痛みを発します。
対 策 幼虫が群生している葉を切り捨てるか、幼虫が小さいうちにMEP剤、マラソン、スミチオンなどを散布します。手軽に使えるスプレータイプの殺虫剤も効果的です。見つけたときは、春からの被害を最小限にとどめるよう、除去して叩き潰しましょう。

カイガラムシ

被害を受け
やすい植物
樹木から、草花類まで、アブラムシに負けないくらい多く被害をもたらします。
発生時期 5~7月にふ化し、その後移動をしながら、越冬するもの、年間発生を繰り返すものなど、種類はさまざまです。
症 状 枝、幹、葉などに寄生して、植物の養分を吸い取るため、植物の生育が悪くなったり、ひどい場合は化ししたりします。枯死したりします。排せつ物などを葉に残し、二次的な被害を引き起こすこともあります。
対 策 大きなものは見つけ次第、手でこまめに捕殺しましょう。歯ブラシなどでこすり落とすのも良い方法です。殺虫剤ではカルホス、オルトランが有効ですが、薬剤で駆除する場合は、ふ化したばかりのタイミングをのがさないようにしましょう。ろう質物で覆われたりしてからでは、薬剤が上手く浸透しないからです。

カミキリムシ

被害を受け
やすい植物
庭木、花木、花壇の草花、鉢花、山野草と手当たり次第に被害をもたらします。イチジク被害が多いようです。
発生時期 産卵は、4~5月頃です。幼虫で夏を越して、秋に成虫になり、そのまま冬を越して、翌年また産卵します。
症 状 草の茎や樹木の幹でかえった幼虫が中を食い荒らすため、そこから上の葉がしおれてきたり、枯れたりします。
対 策 ふ化したばかりの幼虫時代の駆除が理想です。早めにを見つけてその中に殺虫剤のげんえきを

グンバイムシ

被害を受け
やすい植物
サツキ、ツツジ、サクラ、ボケ、ウメ、モモ、ナシ、クリ、リンゴや菊などの草花類にも見られます。
発生時期 一年中発生を繰り返しますが、特に被害が多いのが春先です。
症 状 葉裏に体長3mmほどの小さな成虫が多数群がって、集団生活をし、養分を吸収します。葉の表側は、白いカスリ状になり、葉裏には、虫の排せつ物が黒い点状になっていつまでも付着しています。汚れ方がはなはだしい。
対 策 発生初期の駆除が最適です。面積が狭い場合は、オルトラン、エカチンTDなど浸透性のある粒状の薬剤をばら撒いておきます。広い面積の場合は、DDVV剤やスミチオンを直接虫に掛かるように散布します。

コナジラミ

被害を受け
やすい植物
庭木から果樹のみかん、また鉢花、花壇の草花、キュウリ、トマト、ピーマン、サボテン類などさらに多くの雑草にまで寄生します。
発生時期 春から秋にかけて、特に雨の多い6~7月と9~10月の多発します。
症 状 梅雨明けぐらいから発生し始め、9~10月くらいに最も多くなります。体長2mmほどの白くて小さい成虫が葉裏に群がり、植物をゆすると一斉に飛び立ちます。粉をまき散らしたようで多発した場合は、葉裏以外に見られることもあります。200を超す種類がいると予想されます。
対 策 見つけ次第、エルサン、スプラサイド、キノキサリンなどの殺虫剤を、薬害の出にくい早朝か夕方に散布して駆除します。黄色い色に刺激されて近寄る性質を利用して、黄色のリボンをつけて、誘殺する方法も温室などでは実用化されています。

センチュウ

被害を受け
やすい植物
ほとんどすべての植物に被害が出ます。
発生時期 3月頃から秋まで発生を繰り返します。
症 状 植物に最も多く、大きな被害を与えるのは、植物の根に寄生し、養水分を吸い上げるネコブセンチュウとネグサレセンチュウです。体長1mm以下とごく小さく、土の中で生活しているため肉眼で直接その姿を見ることは不可能です。生育が衰え、葉が枯れあがったり、開花率の低下、収穫が望めなくなる事もあります。根に大小の瘤ができています。
対 策 一生土中に住み着きます。被害がまだであれば健全な苗、球根を選び、センチュウを持ち込まないようにすることが大事です。被害が出ている場合は、連作を避けるようにしましょう。腐葉土、バーク、ピートモスなどの有機質を混ぜておいたり、焼いたり、蒸したりして土を消毒するのも良い方法です。

ナメクジ

被害を受け
やすい植物
ほとんどすべての植物に被害が出ます。
発生時期 野外では、4~5月からと梅雨にかけて、9~10月に多発します。年間を通じて、発生します。
症 状 じめじめしたうすぐらいところに隠れて生活しており、夜になると、はいだしてきて、新芽や、柔らかい葉、花弁などを食い荒らします。被害部分には、穴や髪切られ跡があり、周囲には光沢のある、白っぽい足跡が付着しているので、すぐにナメクジかカタツムリの被害だと気づきます。
対 策 ナメトックス、ナメクジスプレーなど専用の殺ナメクジ剤を使って、早期に駆除します。ナメクジが嫌う銅線、消石炭、輪ゴムなどをプランターや、鉢などのまわりに巻き付けたり、置いたりしても効果が期待できます。

ハダニ

被害を受け
やすい植物
ほとんどすべての植物に手あたり次第に寄生します。夏に生育する植物の被害が特に大きいでしょう。
発生時期 春から秋にかけての、高温・乾燥機に多発します。反対に
症 状 肉眼で見るのが難しいほど小さな虫が葉裏などに無数に群がり、養分を吸い取ります。体は赤っぽい色をしているものが多いようです。被害を受けると、葉が白っぽくなったり、蜘蛛の巣状になったりします。
対 策 専用の殺ダニ剤で、早期の駆除が大切です。同じ成分のものを繰り返し使っていても、虫に薬剤に対しての抵抗が付き、効果が徐々に薄れてきますので、商品名ではなく、成分名を良く確かめて、時には、違う殺ダニ剤を使いましょう。また、乾燥を防いだり、時々、直接ホースから、勢いよく 水をかけましょう。

ハバチ

被害を受け
やすい植物
バラ、サツキ、アブラナ科の植物に種類ごとにそれぞれすみ分けています。
発生時期 種類によって、発生時期や回数は異なりますが、夏から秋にかけて、活動が盛んになります。
症 状 芋虫のような小さな幼虫が葉を食い荒らし、穴をあけます。大発生すると葉を食いつくしてしまうこともあります。
対 策 薬剤に弱くほとんどの殺虫剤で駆除できます。数が少ないうちに、濃度を薄めて、直接虫に吹きかけておくとよいでしょう。昼間でもよく目につくので、見つけ次第捕殺しましょう。

マイマイガ

被害を受け
やすい植物
カキ、クリ、リンゴを初め、ほとんどすべての果樹、庭木、花木に寄生します。
発生時期 1年に1回の発生で、幼虫の被害が集中するのは、4~6月です。夏には成虫になります。
症 状 直接被害を及ぼすのは、体長が、5~6cmもある大型の幼虫です。手当たり次第に葉を食い荒らす、雑食性の毛虫で、全部の葉が食べられ、木が丸坊主になってしまいます。
対 策 幼虫はこまめに採殺するか、MEP剤、アセフェート剤などの殺虫剤を発生初期に散布して駆除します。冬に卵を見つけたときは、必ずつぶしておきましょう。卵は、黄褐色で大きく、樹幹の低い位置に産み付けられているので、見つけやすいはずです。

モンクロシャチホコ

被害を受け
やすい植物
カエデ、モミジ、カシ、クヌギ、バラ、サクラ、ウメ、ビワ、モモ、ナシなどの樹木に多発。
発生時期 年に1回の発生、7月ごろに成虫が産卵、これがふ化して、夏に盛んに幼虫が活動します。秋から6月まではさなぎで過ごします。
症 状 幼虫の毛虫が集団で、葉を食い荒らします。異常発生して夏に急激に葉が食い尽くされると、サクラやウメなどでは秋に開花する”返り咲き”現象がみられることもあります。毛虫の体長は約5cmほどで、驚くと頭と尾を持ち上げて、シャチのように反り返ります。その様子から、「シャチホコ」などと呼ばれています
対 策 捕殺するか、幼虫がまだ小さいうちにオルトラン、スミチオン、マラソンなどを直接害虫に向けて散布します。 集団で見つけたときは、枝ごと除去して焼却するのが理想的な方法です。