デキの悪い社員が辞めたとき、社員が悪いか?それとも経営者が悪いか・・・?
最近、同じ経営者団体に所属する経営者仲間(Aさん)とちょっとした言い合いに(笑)
そのテーマは
「デキの悪い社員が辞めたとき、社員が悪いか?それとも経営者が悪いか・・・?」
元々この話題になったのが、その経営者仲間Aさんのグチから始まっています(笑)
彼の考え方は「しっかり面接して、納得のうえで社員を採用したが、だんだん勤務態度が悪くなり、社内でお荷物になって、最近辞めた・・・」と。
最初はやる気を見せていいカッコしてたけど、だんだん本性が現れてきた。わがままで協調性のない性格が徐々に出てきた・・・との事でした。
Aさんははっきり
「その社員が悪い!!」
「育成にかけた費用を返して欲しい!!」
「悪い奴を採用してしまった・・・・」
「無駄な時間を過ごした」
・・・など、かなりボロカスな言い分。
でもね。「これすべて社長の責任なんよ」
Aさんに言っちゃりました。
そしたら彼は反論。
「そもそも面接だけで全てが分かるわけない」
そんなのあたりまえじゃ!!
だから採用は慎重にせにゃあ。当然、面接して不採用という選択もある。でもどっかで決めなきゃいかん。
一度採用した社員が仕事をなかなか覚えてくれない、言ったことをすぐ忘れるとか、何らかの問題がある可能性はある。みんな個々で能力はちがう。採用して数ヶ月、数年してから分かることもある。でも、採用するときはそれも考えて採用すべき。
時間かかっても辛抱強く育てていくか、問題があれば注意して正していけるか、時に愛情もって厳しくしやれるか。そして、ちゃんと会社の方向性やその人の役割、目標、など理解できるよう伝えているか?
これらはすべて会社(社長)がどう判断するか、どう動くかで決まってしまいます。そして、社長はその権限をもっています。
やる気のある社員が徐々に態度が悪くなるのは、これ間違えなく会社(社長)の責任。それを棚に上げてすべて社員のせいにするのは愚かだ(怒)
だからすべて社長の責任なんです。そう、当たり前ですが採用する側も覚悟がいります。
この考え方は私が色んな人との関わりや、色んな組織で役員をさせてもらった事が大きく影響しています。