じいさん

1210日にじいさんが亡くなりました。

94歳と10ヶ月でした。

 

じいさんは大正11年生まれで、太平洋戦争では兵隊として、主に傷ついた兵隊の救護にあたっていたそうです。そこでは傷の大きな兵隊より傷の軽い兵隊から治療することを常に指示され、自分たちは人として扱われていなかったと感じていたそうです。

 

昭和2089日には長崎で被爆しています。

間一髪のところで爆風を受けることなく助かったそうです。

それから終戦後に広島に帰り、ばあさんと知り合って24歳で結婚しました。

 

私はじいさんが54歳の時に生まれました。

遊ぶことなく、いつも農業をしていた記憶しかないです。

身の回りのことは自分でやる。

縄を編み、草鞋をつくったり、丸太を伐って小屋を作ったり。

川に泳いでいるナマズやマムシも素手で捌き調理する。

なんでもできる豪快なじいさんでした。

 

93歳までは交通事故以外で入院することもなく、体も丈夫でした。

ここ12年で肺炎など数回患い、体調を崩していました。

 

じいさんから大きく学んだことは「誰にでもやさしいこと」

小さい頃はよく叱られ厳しくも感じましたが、困っている人をみると誰でも助けてやります。

 

これって単純なようで意外に難しい。

会社経営をし、仕事上でもライバルとする会社があり、また人対人でもついつい敵をつくってしまう。じいさんはそんなの関係なく困っていれば助けていたような記憶がある。

 

それを思うと、自分がまだまだヒヨっ子だっと感じますね。

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